【耳介形成術】耳介血腫による耳介変形(カリフラワー変形・柔道耳) 30代男性【症例No.29Y0000778】
術前評価 | 右耳介の変形が強い方 |
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通常必要とされる治療内容 | 耳介形成術 |
治療方法 | 1度の手術では修正困難と判断し2度の手術をプランしました。 1度目:耳輪部分辺縁を切開し対耳輪を超えて皮弁を挙上し、瘢痕化した線維組織および耳介軟骨を形成します。皮下に血腫が貯まらないようにボルスター固定を行います。 2度目:対耳輪辺縁部分より切開し瘢痕化した線維組織および耳介軟骨を形成します。皮下に血腫が貯まらないようにボルスター固定を行います。同時に耳介後面を切開し立ち耳変形を起こす原因の瘢痕組織を切除し、側頭部に耳介軟骨を縫縮することで立ち耳変形を修正します。 |
料金 | 片側 約55,000円(3割負担)×2回 |
治療のリスク | ●初期に起こる事 軽度の疼痛(2-3日)、腫脹(1週間ほどで改善します)、内出血(2週ほどで改善します) ●希に起こる事 感染、血腫やそれに伴う変形、二次的な変形(後戻り、耳介変形、過矯正)、知覚障害、肥厚性瘢痕やケロイド、皮弁の壊死、左右差、薬疹、アナフィラキシー、その他、血腫による変形の再発、予測外の合併症など |
施術担当 | 山中 佑次院長 |
- 担当医師及び施術者からのコメント
- スポーツなどをしていないにもかかわらず、強い耳介変形が生じ悩まれたすえ、相談に来られました。 ベースにアトピー性皮膚炎がある事から掻爬に伴い、耳介血腫もしくは漿液腫が繰り返し生じ起こってきた変形と思われます。 来院時は完全に器質化(瘢痕化して硬い状態)しており、手術的な治療以外の選択肢が無い状態でした。 酷い変形のため一度の手術では根治困難と考え、2度の手術をお受け頂きました(上記参照)。 術後通院が一旦終了しておりましたが、この度5年ぶりに来院され経過を見せて頂きました。 長期の経過にもかかわらず非常に良い形態を維持しており大変満足して頂いていると思います。
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