術前評価 | 目の下の影クマ、目の上のタルミが年齢を感じる方 |
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通常必要とされる治療内容 | ハムラ法(経皮的)+眉下皮膚切除(上まぶたのタルミ切除) |
治療方法 | ハムラ法(経皮的) 通常の睫毛下切開でアプローチし、突出している眼窩脂肪を露出させました。眼窩下縁より1.5cmほど剥離を行い余剰な眼窩脂肪を移動させるスペースを作成し眼窩脂肪の移動を行っております。この症例の場合眼窩脂肪の切除を少し行い、余剰となった皮膚も切除し閉創しました。 眉下皮膚切除(上まぶたのタルミとり) 眉下の皮膚を切除することにより上まぶたのタルミを改善します。眉毛の外側は毛流が下向きになっているため、傷口が眉で隠され目立ちにくいのですが、内側に切開線を伸びると毛流では隠れないためやや目立つ傷になります。特に眉毛内の毛包斜切開を行う事で出来るだけ目立たない傷にすることが必要になります。また多量の皮膚切除後の傷を単純に縫合すると内側の強い引き連れや、目尻の皮膚の膨らみが(dog ear)がしばらく残ることがあるため、皮下の剥離や縫合方法にも工夫を要します。 |
料金 | ハムラ法(経皮的)495,000円 眉下切開 247,500円(税込) |
治療のリスク | ハムラ法 ●初期に起こる事 疼痛・腫脹(1週間ほどで約8割改善)・軽度のむくみ(約3か月)・内出血(2-3週で改善) 傷の赤み(1-3か月ほどで改善) 創部周囲が硬さや凸凹感の残存(経過と共に改善) ドライアイ、流涙、眼脂、異物感やツッパリ感 ●患者様自身の目について起こり得る事 加齢による再発は起こり得ます。 青クマ・茶クマの残存 膨らみの残存:完全除去が困難である可能性(特に内側の軽度のクボミは残ります) 眼球突出傾向のある方や下眼瞼弛緩の強い方は外反のリスクが上がります。 過矯正による目の下のクボミ ●希に起こる事 流涙・眼脂・ドライアイ(1-2か月で改善)・ツッパリ感(1-2か月) 切開部分の段差:分かりにくくなりますが、残存することもあります。 創部周囲の炎症後色素沈着(半年~数年で改善) 瞼・頬の知覚障害の可能性(多くは改善、稀に残存)、結膜浮腫(数か月で改善) 左右差:従来の左右差は残ります。 下眼瞼の外反(経過と共に改善していきますが場合によって修正が必要になる事もあり) 小じわ・ちり緬じわの増加(矯正しすぎると外反のリスクが高まります) ●かなり稀に起こり得る事: 感染・創離開 ●極めて稀起こり得る事: 薬疹(重症なものも含む) 薬剤性アナフィラキシーショック(蕁麻疹・呼吸苦・血圧低下・心停止)、 眼窩内出血および血腫による失明、眼瞼痙攣、眼球および周囲の損傷 その他予想外の合併症の可能性もあります。 眉下皮膚切除(上まぶたのタルミとり) ●初期に起こる事:疼痛・腫脹(数日で改善)、内出血(2-3週で改善)が起こり得ます。術後創部に糸が付きますが7日で抜糸を行います。目の内側の線状の引き連れが出現することがあります。縫合部の凸凹やdog ear変形(経時的に改善されます) ●患者様自身の目について起こり得る事 従来の左右差(腱膜性眼瞼下垂はそのまま残ります・従来の目頭の形状差)は残ります。内側のタルミの矯正が困難。眉毛挙上が改善することで余剰皮膚が現れる可能性(眉毛下垂の顕在化)。外側の眉が短い場合傷が眉を超えてしまう。二重の幅が広くなる。多量切除で著明な眉毛下垂が生じ、新規の眉が傷から離れてしまう可能性。 ●稀に起こり得る事:埋没糸の遅発性感染・埋没糸の露出 ●極めて稀起こり得る事:薬剤性アナフィラキシーショック |
施術担当 | 山中 佑次院長 |
診療時間 | AM9:00~PM18:00 |
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木 | ○ |
金 | ○ |
土 | ○ |
日 | ○ |
〒630-8226 奈良市小西町25-1 奈良テラス2F
※近鉄奈良駅4番・6番出口・バス停より徒歩1分
診療時間 | AM9:00~PM18:00 |
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火 | ○ |
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木 | ○ |
金 | ○ |
土 | ○ |
日 | ○ |
〒634-0804 奈良県橿原市内膳町5-2-40 FACEビル4F
近鉄大和八木駅 徒歩1分
症例case
担当医師及び担当者からのコメント
※写真は全てフラッシュ無し 目の下のクマと上まぶたのタルミを気にされ相談に来られた50代の女性です。 目の下のクマは、膨らみはそれほど強く無いのですが、皮膚のタルミと中顔面の骨萎縮が強い方でした。皮膚成分の余剰が顕著であったため経皮的ハムラ法でのクマ治療をお勧めさせていただきました。術後3ヶ月時点の影を強調したフラッシュ無しでの撮影では、タルミおよび中顔面の骨萎縮が目立ちにくくなっておりとても若々しい雰囲気の目元になられたと思います。 また目の上のタルミに関しては、左のタルミが強く二重の左右差が生じておりその改善が目的でした。タルミの治療法は、二重形成(埋没法や切開法)によるタルミ取りと、眉下皮膚切除によるタルミ取りがあります。それぞれに特徴がある施術ですが、この患者様は瞼の厚みの強い方で眉下皮膚切除が最適と考え施行させていただきました。切除量は8mm幅で切除しました。左側に関してはタルミが解消され二重幅が広がっているのは写真を見て分かって貰えると思います。一方で眉毛外側の眉毛下垂が生じていることから、右側は切除量に見合ったタルミが取れているように見えにくいのですが、眉と目の間が近くなることで若々しい雰囲気の目元になってると思います。 目の下のクマや目の上のタルミ治療は様々な治療法があります。患者様によってその適応もバリエーションがいくつもあるため、多くの選択肢を視野に入れた複合的治療が望まれます。悩まれている方は多方面から検討して貰える専門性の高い医師の診察を受けることをオススメします。