【経皮的ハムラ+目の上のヒアルロン酸】目の下の影クマと、上瞼のくぼみが年齢を感じる 60代女性【症例No.29Y0000957】
術前評価 | 目の下の影クマ、上眼瞼のくぼみが年齢を感じる方 |
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通常必要とされる治療内容 | ハムラ法(経皮的)+目の上のヒアルロン酸注入 |
治療方法 | 通常の睫毛下切開でアプローチし、突出している眼窩脂肪を露出させました。眼窩下縁より1.5cmほど剥離を行い余剰な眼窩脂肪を移動させるスペースを作成し眼窩脂肪の移動を行っております。この症例の場合眼窩脂肪の切除を少し行い、余剰となった皮膚も切除し閉創しました。 目の上のくぼみに、慎重にヒアルロン酸を注入しく陥没を改善します。 |
料金 | ハムラ法(経皮的)495,000円 ヒアルロン酸(目の上)68,200円(税込) |
治療のリスク | ハムラ法のリスク ●初期に起こる事 疼痛・腫脹(1週間ほどで約8割改善)・軽度のむくみ(約3か月)・内出血(2-3週で改善) 傷の赤み(1-3か月ほどで改善) 創部周囲が硬さや凸凹感の残存(経過と共に改善) ドライアイ、流涙、眼脂、異物感やツッパリ感 ●患者様自身の目について起こり得る事 加齢による再発は起こり得ます。 青クマ・茶クマの残存 膨らみの残存:完全除去が困難である可能性(特に内側の軽度のクボミは残ります) 眼球突出傾向のある方や下眼瞼弛緩の強い方は外反のリスクが上がります。 過矯正による目の下のクボミ ●希に起こる事 流涙・眼脂・ドライアイ(1-2か月で改善)・ツッパリ感(1-2か月) 切開部分の段差:分かりにくくなりますが、残存することもあります。 創部周囲の炎症後色素沈着(半年~数年で改善) 瞼・頬の知覚障害の可能性(多くは改善、稀に残存)、結膜浮腫(数か月で改善) 左右差:従来の左右差は残ります。 下眼瞼の外反(経過と共に改善していきますが場合によって修正が必要になる事もあり) 小じわ・ちり緬じわの増加(矯正しすぎると外反のリスクが高まります) ●かなり稀に起こり得る事: 感染・創離開 ●極めて稀起こり得る事: 薬疹(重症なものも含む) 薬剤性アナフィラキシーショック(蕁麻疹・呼吸苦・血圧低下・心停止)、 眼窩内出血および血腫による失明、眼瞼痙攣、眼球および周囲の損傷 その他予想外の合併症の可能性もあります。 目の上のヒアルロン酸注入 ●初期に起こる事 疼痛・軽度の腫脹(1週間ほどでほぼ改善) ●時に起こる事 内出血(1-3週で改善)、注入部分の硬さや凸凹感、シコリ 青く透けて見える(皮膚の薄い部位への注入時)、注入不足(効果が乏しい) ●希に起こる事 デコボコになる(浅い層への注入時)、過剰注入 ●極めて稀起こり得る事 アレルギー・感染(遅発性も含む)・肉芽腫・組織損傷(皮膚・神経・唾液漏など) 塞栓症(眉間・鼻根・鼻翼部などの皮膚壊死・失明など) その他予想外の合併症の可能性もあります。 ●合併症の対処法 経過観察、マッサージ、ヒアルロン酸分解酵素などでの溶解、抗生剤、場合によって切開などの外科的な処置なども適宜行う必要があります。 ●注意を要する方 ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固薬などを使用中の患者様、糖尿病・膠原病・透析治療・心筋梗塞・脳梗塞の患者様は原則注入を避けた方が良いでしょう。 ●目の上のヒアルロン酸で経過中に起こること くぼみの改善を行うとたるみが強くなり、二重幅も狭くなる傾向があります 日内変動があるため、改善目的にすることをお勧めします。皮膚の薄い部位であり閉瞼時 の凸凹や、経過中にチンダル現象(ヒアルロン酸が透けて見える)が目立つ可能性がありま す。 |
施術担当 | 山中 佑次院長 |
- 担当医師及び施術者からのコメント
- ※写真は全てフラッシュ無し 目の下のクマと目の上の陥没を気にされ相談に来られた60代の女性です。 膨らみだけでなく、靭帯の強い食い込みが強いく、経皮的ハムラ法でのクマ治療をお勧めさせていただきました。術後3ヶ月時点の影を強調したフラッシュ無しでの撮影では、目の下の膨らみ、靭帯による強い食い込み・改善することで、とても若々しい雰囲気の目元になられたと思います。 また目の上の凹みに関しては、右が強いため凹みの中にタルミが引き込まれ二重幅の左右差につながっています。目の上の凹み治療は、ヒアルロン酸・脂肪前転術・真皮脂肪移植術など様々な方法がありますが、最も手軽な方法はヒアルロン酸注入での改善です。この患者様の手軽なヒアルロン酸での改善を望まれ施術させていただきました。施術後は明らかに陥凹および左右差は改善しているのが分かります。 上下の目の雰囲気が改善することで、若さを取り戻されたと思います。強いて言えば上眼瞼のタルミ取りをする事でより若々しくなると見込まれるためご検討されると良いでしょう。 目の下のクマや目の上のタルミや凹みは様々な治療法があります。患者様によってその適応もバリエーションがいくつもあるため、多くの選択肢を視野に入れた複合的治療が望まれます。悩まれている方は多方面から検討して貰える専門性の高い医師の診察を受けることをオススメします。
この症例の詳細について