【鼻孔縁挙上術(T型)】重たい鼻翼を少しだけ改善したい 20代女性【症例No.29Y0000953】
術前評価 | 鼻翼が大きく、鼻柱基部より鼻翼基部が低い位置にある状態 |
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通常必要とされる治療内容 | 鼻孔縁挙上術(T型) |
治療方法 | 鼻柱・鼻翼バランスを整えるため、下垂した鼻孔縁をT字に切除し挙上させます。 |
料金 | 473,000円(税込)(術後傷跡に対するレーザー治療もしくは瘢痕治療注射(ステロイド注射)2回分を含む) |
治療のリスク | ●初期に起こる事 疼痛・軽度の腫脹 ●時に起こる事 出血、内出血(1-3週で改善) ●経過中に起こる事 瘢痕は残存します(術後しばらく赤い瘢痕の時期がありますが、白く抜けた瘢痕に変わっていきます)、知覚障害(術後一時的に起こる可能性がありますが徐々に改善します)、鼻孔の見え方の変化(正面視で縦方向は小さくなり、横方向は広がります、側面及び斜位では大きくなります)、鼻翼基部が上がることで鼻翼基部部分の白唇はわずかに延長します。 ●希に起こる事 感染・創離開・左右差の残存、肥厚性瘢痕:赤く硬い傷・圧痛・炎症後色素沈着(数か月~数年:部位差・個人差あり)、縫合糸の残存、効果不良(単一の手術の治療効果の限界があります)、皮膚壊死 ●極めて稀起こり得る事 薬剤アレルギー(麻酔薬・抗生剤・鎮痛薬など):薬疹(重症なものも含む)、アナフィラキシーショック(蕁麻疹・呼吸困難・血圧低下・心停止)などが起こることがあり、後遺症を残したり、死亡することもあります。他部位の組織損傷。その他予想外の合併症の可能性もあります。 ※治療効果には限界があり客観的・主観的効果や副作用の感じ方にも個人差があります。※切り取った部分は元に戻せません。 |
施術担当 | 山中 佑次院長 |
- 担当医師及び施術者からのコメント
- 鼻翼のサイズが大きくいことを気にされ相談を受けました。ご本人は大きな変化を望むまずマイルドだけども鼻翼の存在感をへらしたいとのご要望がありました。 鼻翼基部が鼻柱基部よりも低い位置にあるため、鼻孔縁挙上のT型がお勧めしました。ただ大きな変化を望まないとのことで、切除量の調整を行い鼻翼基部が鼻柱よりも少しだけ上に来る程度の控え目の変化量での手術をご提案させていただきました。術後3か月の臨床写真では鼻翼基部が挙上することで鼻翼-鼻柱関係が改善しているのが分かっていただけると思います。斜位・側面像で鼻翼下垂が解消されることで、鼻柱・鼻翼・鼻孔の程よいバランスが作れ、あか抜けた印象のお鼻になったと思います。 傷跡に関しても細心の注意を払いながら、極力目立たない位置に創部を持っていくことで、得られるメリットの方がはるかに大きく感じてもらえると思っています。 鼻孔縁挙上鼻翼-鼻柱の関係は非常に繊細なバランスで成り立っています。 関係が改善することで鼻尖縮小の回転を加える術式や鼻中隔延長や鼻柱延長などの手術を受けたかのような雰囲気に変えることができます。 このバランスをとる手術が鼻中隔延長や鼻柱延長だというのが従来の考え方でしたが、鼻孔縁挙上T型も新たな一手と言えます。鼻孔縁挙上は非常に効果的な手術ですので、鼻尖縮小術および鼻中隔延長術を見当される場合も同時に視野に入れていただくことをお勧めします。 大きな変化を望まない方や傷跡が気になる方は、効果は弱まりますが切除量を調整することである程度の調整が聞く手術です。興味がある方は一度相談のに来ていただけたらと思います。
この症例の詳細について