【鼻孔縁挙上術(I型)・他院修正】他院様の術後のコンセント鼻変形を治したい 30代女性【症例No.29Y0000987】
術前評価 | 鼻柱・鼻翼・鼻孔バランスを整えるため、下垂した鼻孔縁をI字に切除し挙上させます。 |
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通常必要とされる治療内容 | 鼻孔縁挙上術(I型) |
治療方法 | 鼻柱・鼻翼バランスを整えるため、下垂した鼻孔縁をI字に切除し挙上させます。 |
料金 | 363,000円(税込)(術後傷跡に対するレーザー治療もしくは瘢痕治療注射(ステロイド注射)2回分を含む) |
治療のリスク | ●初期に起こる事 疼痛・軽度の腫脹 ●時に起こる事 出血、内出血(1-3週で改善) ●経過中に起こる事 瘢痕は残存します(術後しばらく赤い瘢痕の時期がありますが、白く抜けた瘢痕に変わっていきます)、知覚障害(術後一時的に起こる可能性がありますが徐々に改善します)、鼻孔の見え方の変化 ●希に起こる事 感染・創離開・左右差の残存、肥厚性瘢痕:赤く硬い傷・圧痛・炎症後色素沈着(数か月~数年:部位差・個人差あり)、縫合糸の残存、効果不良(単一の手術の治療効果の限界があります)、皮膚壊死 ●極めて稀起こり得る事 薬剤アレルギー(麻酔薬・抗生剤・鎮痛薬など):薬疹(重症なものも含む)、アナフィラキシーショック(蕁麻疹・呼吸困難・血圧低下・心停止)などが起こることがあり、後遺症を残したり、死亡することもあります。他部位の組織損傷。その他予想外の合併症の可能性もあります。 ※治療効果には限界があり客観的・主観的効果や副作用の感じ方にも個人差があります。※切り取った部分は元に戻せません。 |
- 担当医師及び施術者からのコメント
- 他院様で鼻翼縮小術(おそらく外側法)を施行され典型的なコンセント鼻になったとのことで相談に来られました。鼻翼下垂がある方の小鼻の手術は注意が必要です。このコンセント鼻は術式の選択によっては必ず起こり得る変形の一つです。この状況の改善には鼻孔縁挙上が良い方法で、この患者様には鼻孔縁挙上I型をオススメさせていただきました。 術後3ヶ月の正面写真では鼻孔の尖りは改善し不自然さは薄れているのが分かっていただけると思います。斜位でも鼻翼の下垂は改善しておりご満足していただけたのではないでしょうか。 鼻翼の形態は立体であるが故に、一つの方向変化させることで別の歪みが起りやすい部位でもあります。それぞれの手術の結果起こり得る変化は、ご自身の鼻の特徴により様々です。術後起こり得る変化をしっかり見極める事ができる豊かな経験の医師の手術をお受けされることをオススメします。 今回の手術は鼻下1/3の改善でしたが鼻上2/3の改善には鼻骨骨切り術および鼻尖縮小術(open法)がオススメです。近しい方はご検討されるといいかも知れません。
この症例の詳細について