【鼻尖形成・パンプ(わし鼻)切除・プロテーゼ】大きな変化を求めないが鼻をスッキリさせたい 30代女性【症例No.29Y0000869】
術前評価 | やや主張のあるハンプ(わし鼻)と、団子鼻を修正し、鼻も少し高くしたいご要望の方 |
---|---|
通常必要とされる治療内容 | ハンプ切除+鼻尖形成(クローズ法) +隆鼻術(シリコンプロテーゼ) |
治療方法 | クローズ法で術野を展開し、鷲鼻部分(ハンプ)切除を愛護的に行いました。その上に控えめのプロテーゼを挿入しました。また鼻尖形成術も同時に行いました。 |
料金 | 528,000円(税込) |
治療のリスク | ●初期に起こる事 軽度の疼痛(2-3日)、腫脹(鼻根部~上眼瞼)、内出血(2週ほどで改善します)、ギプスを装着(1週目はずっと、2週目は夜間のみ) ●希に起こる事 血腫、かぶれ、鼻孔縁の変形 ●術後の変化 クローズ法の場合、鼻腔内に瘢痕が残ります。稀に鼻孔縁の変形・鼻柱の段差、手術部位の硬さ ●極めて稀起こり得る事 感染、鼻腔内の瘢痕拘縮、かぶれ、重篤なアレルギー(重症薬疹やアナフィラキシーショック)や麻酔中毒など予測外の合併症 ●隆鼻術(シリコンプロテーゼ):高過ぎる・低すぎる・動く・触れると挿入物を触れる・ズレ・元の曲がり・太さ・変形(曲がり)が強調される可能性があります。・拘縮・石灰化、遅発性感染・遅発性露出・シルエットの浮き出しなど、入れ替えや抜去などの修正が必要となる可能性があります。 ●鼻尖形成 効果が乏しい(皮膚・皮下脂肪が固く厚い、軟骨が小さく・柔らかい・もともと鼻が小さい)、鼻尖の曲がりが強調される可能性、鼻尖の頭側移動(アップノーズ)・細過ぎる(ピンチノーズ)などの過矯正・鼻翼溝の増強・鼻孔の左右差(従来のものなど)・皮膚の凸凹・皮膚変色・皮膚壊死・移植軟骨の触知や浮き出しや鼻腔内への軟骨の突出、移植軟骨の移動やズレや変形(特に肋軟骨)・polly beak変形・鼻梁や鼻柱の偏位・鼻腔や鼻柱(openの場合)の傷・後戻りの可能性、鼻閉 ●ハンプ切除・・・ハンプ残存(鼻根部)・鼻梁の直線化や陥没変形 |
施術担当 | 山中 佑次院長 |
- 担当医師及び施術者からのコメント
- 少し主張のあるハンプ(わし鼻)を気にされ来院され、この際鼻尖部分と鼻の高さも少しだけ変化させたいとのご要望がありました。 ハンプの上からシリコンインプラントによる隆鼻術を行うことも可能ですが、大きく高い鼻になるため、強い存在感となってしまいます。 この患者様は、お鼻の主張を減らしたいご要望があったため、パンプを削った上で低めのシリコンインプラントによる隆鼻を行う方針とさせていただきました。 鼻尖形成術に関してもそれほど多くの変化を求めるわけではなかったため細くする程度は控えめにしております。 術前のアップノーズ気味であったため鼻翼軟骨の固定を下方向にローテンションさせて固定することでマイルドな延長効果を出した鼻尖形成術として着地させていただきました。 術前後の写真から、正面からの隆鼻術の効果、斜位や側面からの鼻尖縮小効果やハンプ切除(わし鼻修正)の効果、隆鼻術の効果を実感してもらえると思います。 パット見た印象を大きく変えることなく主張を減らすというのが鼻の手術においては大事なコンセプトの一つです。 手術後検討されている方は参考にしてもらえると光栄です。
この症例の詳細について