保険基準の定義

いい形、いい機能。

眼瞼下垂が「保険適応」になるかどうかは、
単にまぶたが下がっているかどうかだけでなく、
「医学的に見て、日常生活に支障をきたす機能障害があるか」
という点が最大の判断基準となります。

樹のひかり形成外科・皮ふ科
診察の様子

眼瞼下垂の保険適応基準
(診断定義)について

眼瞼下垂の手術は、すべての方が保険診療の対象となるわけではありません。
当院では、厚生労働省の定める保険診療の適応基準および医学的根拠に基づき、
機能的な障害が認められる場合に限り、保険診療として手術を行っています。

見た目の印象だけで判断するのではなく、
「日常生活において医療的な支障が生じているかどうか」を重視して診断を行っています。

なぜ当院では、国の保険診療の適応基準に準じた
判断を行っているのか

当院が眼瞼下垂の保険適応について、慎重に判断している理由のひとつに、皆さまが日々納めている保険料を、正しく・公平に使うためという考えがあります。

保険診療は、患者さま一人ひとりのためだけでなく、社会全体で支え合う医療制度によって成り立っています。本来、医療的な必要性が認められない治療まで保険診療として行ってしまうと、医療費の増大につながり、将来の制度そのものに負担をかけてしまう可能性があります。

当院では、「できるかどうか」ではなく、「保険医療として行うべきかどうか」という視点を大切にしています。

しかし、残念ながらそのような基準を設けず、若い人の一重を眼瞼下垂と判断したりして、二重形成を保険適応で行っている医療機関もあります。

必要な方に、必要な医療を、正しい形で届けること。そして、皆さまの大切な保険料が、これからも安心して使われ続ける制度であるために。
その想いから、医学的根拠に基づいた判断を行っています。

最終的な判断について

保険適応かどうかの最終判断は、実際の診察所見をもとに医師が行います。
診察の結果に応じて、

  • 保険診療が可能な場合
  • 自由診療をご提案する場合

いずれの場合も、その理由を丁寧にご説明した上で治療方針をご提案いたします。
ご不安な点やご希望があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

適応となる「機能障害」

以下のような所見や症状が認められる場合、
眼瞼下垂として保険診療の対象となる可能性があります。

  • まぶたが下がり、黒目(角膜)の一部が隠れている
  • 視界が狭くなり、日常生活に支障が出ている
  • 無意識におでこの筋肉を使って目を開けている
  • 目の疲れ、頭痛、肩こりなどの症状が続いている
  • まぶたの下垂が原因で、視野検査などで異常が確認される

診察では、まぶたの開き具合(開瞼度)・挙筋機能・左右差・視野への影響などを
総合的に評価し、医学的に眼瞼下垂と診断できるかどうかを慎重に判断します。

保険適応外となるケースについて

以下のような場合は、美容目的と判断され、自由診療となります。

  • 視野障害や機能的な支障が認められない場合
  • 「眠たそうに見える」「若々しく見せたい」など、見た目の改善が主な目的の場合
  • 二重幅を広げたい、左右差を整えたいといった審美的希望が中心の場合
  • 眼瞼下垂ではなく、皮膚のたるみ(加齢変化)のみが原因の場合

※患者さまのご希望があっても、医療的な必要性が認められない場合は、保険診療として行うことはできません。

保険と自由診療の判断チャート

チェック
項目
保険診療(治療)の傾向 自由診療(美容)の傾向
主な
お悩み
「上が見えにくい」
「重くて頭痛がする」
「目をパッチリさせたい」
「二重を綺麗にしたい」
まぶたの
状態
黒目の上部が隠れ、視野が妨げられている 黒目は見えているが、形や左右差を整えたい
手術の
ゴール
機能改善を第一目的としつつ、
眼瞼下垂手術で可能な範囲で
見た目にも配慮した自然な仕上がりを目指す
機能改善に加え、
デザイン・二重幅・たるみ処理まで含めた
理想の目元デザインを総合的に追求する
POINT

「眼瞼下垂の手術で叶う範囲の見た目の成功と機能性の成功が保険」と考えております。

保険診療でも、眼瞼下垂手術で叶えられる範囲において、機能面・見た目の両方に配慮した仕上がりを目指しています。

一方で、理想の目元を追求するために、眼瞼下垂以外の手術(皮膚のたるみ切除など)が必要な場合は、自費診療でのご提案となります。

当院の考え方

  1. 保険適応にならなくても、お悩みの重さは変わりません

    一方で、保険適応にならなかったとしても、患者さまが眼瞼下垂に悩んでいる事実は変わりません。

    見た目の違和感、疲れやすさ、人からの印象への不安など、そのお悩みは決して軽いものではないと、私たちは考えています。

    そのため、保険診療の対象とならない場合でも、自費診療という形で、できる限り患者さまのお気持ちに寄り添いながら治療をご提案しています。

  2. 保険診療・自費診療に関わらず、当院が大切にしていること

    当院では、保険診療か自費診療かに関わらず、患者さま一人ひとりのお悩みに差があるとは考えていません。

    術前の状態や重症度に違いはあっても、「悩んでいる気持ち」そのものに違いはないからです。

    私たちが大切にしているのは、

    • しっかりとお話を伺うこと
    • 一人ひとりに合った治療を考えること
    • 納得して治療を受けていただくこと

    そして、保険だから機能だけ治ればよい、という考え方はしていません。

  3. 保険でも自費でも、目指すのは「良い形=最高の仕上がり」

    実は、眼瞼下垂の手術工程そのものは、保険診療でも自費診療でも大きな違いはありません。

    保険診療だからといって、「目の開きだけが改善すればよい」という考えではなく、自費診療と同様に、見た目にもご満足いただける仕上がりを目指して施術を行っています。

    機能面と見た目の両方に配慮し、患者さまにとって「この治療を受けてよかった」と思っていただける結果を提供すること。
    それが、私たちの使命だと考えています。

医師による診断が必要です

「自分は保険で手術ができるのか?」と疑問に思われる方は、
自己判断せずに一度カウンセリングにお越しください。
専門の医師が、まぶたの機能を測定。専用の器具を使って、
仕上がりのイメージを共有し、保険適応の可否を含めた
最適な治療プランをご提供いたします。

患者様の“なりたい自分”に当院のすべてをそそぎます。

ご相談・カウンセリング予約はこちら