乳房の形成外科|樹のひかり形成外科・皮ふ科【奈良】|美容整形・美容皮膚科クリニック

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アクセス

乳房の形成外科

はじめに

乳房の形成は近年大きな遷延を迎えました。それは乳癌の治療後の乳房再建術が健康保険の適用とされたことが大きな要因です。
現在、形成外科で取りあつかう健康保険が適用される乳房疾患は、乳房再建術、乳輪乳頭再建術、陥没乳頭修正術(授乳障害の既往があるもの、再発性の乳輪下膿瘍があるもの)です。
なお、女性化乳房修正、豊胸術、下垂乳房修正(乳房挙上術)、下垂乳頭修正、乳房縮小術などは健康保険の適用がされておらず自由診療でのご案内となります。

乳房再建術

自家組織移植(皮弁移植術) (保険診療)

失った乳房を自分のからだの組織(自家組織)を用いて再建する方法です。移植するための組織は、「お腹」や「背中」などを用いる方法が一般的です。

メリット
・自分の組織という安心感、温もりを感じる乳房
・自然な形を再建する事が出来る
・動きのある乳房が出来る(仰向きになっても外向きの自然な流れがでる)
・一度手術を受けたら、メインテナンス不要(年齢と共に下垂感も出る)
健康保険が適用

デメリット
・手術時間が長い・入院も長い・社会復帰にも時間がかかる
・比較的長い傷跡が残る
・専門的な施設でしか治療を受けられない
・脱落の可能性がある(遊離皮弁意移植>有形皮弁移植)
・移植した組織とのカラーマッチ(色合いの差)が悪いことがある

Point 1
手術が大変でも、自分の組織にこだわりがあり、かつ綺麗な仕上がりを希望する人に適した方法と言えます。

Point 2
自家組織での再建方法には遊離皮弁移植(血管吻合を必要なもの)と有茎皮弁移植(血管吻合を必要としないもの)に分かれます。
お腹の組織移植する場合は遊離皮弁移植、背中の組織を移植する場は有茎皮弁移植となります。
それぞれに特徴があるため受診の際にご相談ください。

Point 3
タバコ・肥満・高齢は血管吻合(遊離組織移植)の危険因子となります。ご希望の方は、早い段階で禁煙に取り組むようにして下さい。

Point 4
健康保険が適用され3割負担の場合30-60万円となります。ただし、高額医療費の払い戻し制度を申請すると、実質負担額は8~10万円程度となります。

Point 5
妊娠を考えている方は、お腹の組織を用いる方法適しません。背中の組織を使用する方法や人工物での再建をお勧めします。

※乳房再建は当院ではなく関連施設である奈良県立奈良医科大学の乳房再建外来にご紹介させて頂きます。(私が担当する乳房再建外来の予約をおとりします)

人工物による乳房再建術 (保険診療)

失った乳房を、人工物を用いて再建する方法です。大きな手術は嫌だ。比較的手軽に乳房を再建したい人には良い方法です。健康保険の適用があります。

メリット
・患部以外の体に傷がつかない
・手術時間や入院期間は比較的短い。早期の社会復帰が可能
・健康保険が適用

デメリット
・少なくとも2度の手術が必要
・1回目の手術のあと、組織拡張のためこまめな通院が必要
・自家組織と違い動きに制限がある
・下垂乳房など人工物では作れない形がある
・長期的な安全性は不明な点もある(入れ替えの可能性あり)
・年齢に伴う下垂感が出ない(左右差を揃える手術の可能性あり)
・カプセル(被膜)拘縮や感染などのリスクがある
・放射線治療を受けた方や受ける予定の方は合併症のリスクが高くなります

Point 1
ティッシュエキスパンダー(組織拡張器)で膨らませた後に自家組織移植に切り替えることもできます。皮膚が十分に進展されているためカラーマッチ(色合いの差)の問題は無く綺麗な仕上がりになります。

Point 2
健康保険が適用され3割負担方で、ティッシュエキスパンダー挿入術の場合10-20万円程、シリコンインプラント挿入術の場合は30万円程となります。
ただし、高額医療費の払い戻し制度を申請すると、実質負 担額は8~10万円程度となります。

※乳房再建は当院ではなく関連施設である奈良県立奈良医科大学の乳房再建外来にご紹介させて頂きます。(私が担当する乳房再建外来の予約をおとりします)

自家脂肪注入による乳房再建術(自由診療)

自家組織である自分の脂肪を脂肪吸引で採取して、患側の失った乳房に注入していき乳房の膨らみを作ります。複数回の脂肪吸引と脂肪注入を繰り返して乳房を再建します。

メリット
・比較的手軽な方法で自家組織での乳房再建が出来る
・気になる部分の脂肪を減らすことができる

デメリット
・大きな乳房の再建には適さない
・痩せている方は採取する脂肪が少ないため適さないことがある。
・注入した脂肪が再発検査の時に紛らわしいことがある。(専門医による診察では鑑別が可能と言われています)
・複数回の手術が必要(注入脂肪はある程度吸収される)
・健康保険が適用されず、自由診療となる

Point 1
生着率を上げるため、注入脂肪の注入前処理、注入法、術後安静などが重要です。

Point 2
注入部分の前処理としてBrava®(体外式組織拡張期)を用いて移植部位の環境を整える生着率を上昇させる方法もあります。

Point 3
タバコは感染や移植脂肪の脱落の危険因子です。施術を希望の方は、早い段階で禁煙に取り組むようにして下さい。

乳輪乳頭再建術

乳癌の手術で乳輪・乳頭も切除した場合は、乳房再建から半年以上経過してから、乳輪乳頭の再建を行うことができます。自家組織による乳輪乳頭再建術は健康保険の適用となります。

■乳頭の再建

1.反対側(健側)の乳頭を移植する方法 (保険診療)

切除していない側(健側)の乳頭の大きさが十分な場合、健側の乳頭を一部切除して、切除して失われた側(患側)の乳頭として移植します。

メリット
・色合いが左右そろうので仕上がりが自然。
・自家組織という安心感
健康保険が適用される。(手術費用は3万円前後)

デメリット
・健側乳頭に傷がつく(今後授乳を考えている場合には適さない)
・可能性は低いが脱落する可能性もある
・健側の乳頭が大きい人でないと適応が無い

2.局所皮弁によって乳頭を作る方法 (保険診療)

患側の乳頭周囲の皮膚を切開して図のように持ち挙げ折りたたんで乳頭の膨らみを作ります。健側の乳頭が小さい時や、今後授乳を考えている場合に用いる方法です。

メリット
・健側だけの操作で乳頭が再建できる。(今後授乳を考えている場合でも健側を傷つけずに手術ができる)
・自家組織という安心感
健側の乳頭が小さい人でも適応がある

デメリット
・乳房の皮膚で作る乳頭なので、従来の乳頭の色ではない。(再建後に、メディカルタトゥ(医療用タトゥー) などで色素を入れるなどの対処が必要。

■乳輪の再建

1.皮膚移植による乳輪を作る方法 (保険診療)

大腿の内側や外陰唇の部の比較的色素沈着を持つ皮膚を採取して患側の乳輪部分に移植します。

メリット
・生着すると手入れが要らない
・健康保険が適用。(手術費用は3万円前後)

デメリット
・皮膚の採取部位に傷が残る
・移植組織の色合いが健側と異なる場合がある
・再建乳輪と乳房の皮膚の境界がはっきりし過ぎる可能性がある

2.メディカルタトゥ(医療用タトゥー) (自由診療)

刺青を使って乳輪を着色することで再建を行う方法です。

メリット
・比較的手軽に受けることができる
・乳輪と乳房皮膚との移行部のぼやけ具合が表現しやすい

デメリット
・何年か経つと色褪せ左右差が出ることがあり追加が必要となる事がある
健康保険が適用されない(自由診療)(費用は10-20万円前後)

3.人工物によるもの(シリコン樹脂製乳頭) (自由診療)

普段は乳房の膨らみだけで乳輪乳頭まで再建をご希望されない方もおられます。しかしそういった方でも温泉などに行くときは気になる人もいるため、必要な時だけシリコン製の人工乳輪・乳頭を用いる方法もあります。
装着は専用の接着剤で行います。既製品もありますが、健側に合させて作るオーダーメイドのものもあります。

シリコン樹脂製乳頭

メリット
・必要な時のみ手軽に装着できる

デメリット
・使用時にはがれる可能性がある
健康保険が適用されない(費用は3~10万程)

陥没乳頭修正術 ~機能障害があるもの~

陥没乳頭とは言葉の通り「陥没した乳頭」で、見た目の問題だけでなく、授乳という機能上の問題の可能性もあります。また、重症になってくると、乳輪乳頭下に膿瘍を形成することもあります。

陥没乳頭には「仮性」と「真性」があります。
「仮性」は刺激をしたり引き出すことで通常の乳頭の形態になる状態です。「真性」は刺激をしても引き出そうとしても乳頭は陥没したままの状態のものをいいます。保険適用の手術は、授乳障害の既往がある方と、再発性乳輪下膿瘍のある方のみとなります。

※陥没乳頭の問題点

①授乳の問題
「真性」の場合、赤ちゃんが母乳を吸うための乳頭が埋まったままなので、授乳が出来ません。そのため手術の絶対的な適用となります。

②乳腺炎を起こしやすい
「仮性」でも「真性」でも“乳腺炎”を起こしやすいという問題点もあります。母乳の出口がふさがりやすいため、感染を起こし易くなります。

③外見上の問題
③「仮性」でも「真性」でも、見た目の問題で悩まれる方も数多くおられます。この場合も治療の対象となります。
※外見上の問題での手術の場合は自由診療でのご案内になります。

【治療方法】

陥没乳頭治療方法1

陥没乳頭治療方法2

症例写真、術後の経過について

  • 陥没乳頭

    • 術前
    • 術後6か月
    陥没乳頭形成術
    術前評価
    重症の陥没乳頭(他院術後の再発例)
    通常必要とされる治療内容
    陥没乳頭形成術
    治療方法
    乳管を温存しながら瘢痕を解除して、再陥没が起こらないように乳輪部分の組織を乳頭基部に充填する術式(酒井法)で修正を行いました。
    料金
    片側160,000円(税別)両側250,000円(税別)
    治療のリスク
    ●初期に起こる事
    疼痛・軽度の腫脹
    ●時に起こる事
    出血、内出血(1-3週で改善)、かぶれ(乳頭保護装具のためのテープによる)
    ●経過中に起こる事
     知覚障害(術後一時的に起こる可能性がありますが徐々に改善します)
     瘢痕の残存(白く抜けた傷が残りますが、殆ど気にならない程度です)
    ●希に起こる事
    感染・創離開・縫合糸の残存、左右差、再陥没
    肥厚性瘢痕:赤く硬い傷・圧痛・炎症後色素沈着(数か月~数年:部位差・個人差あり)
    ●極めて稀起こり得る事
    乳頭壊死(血流障害による壊死のリスク)、授乳機能障害(授乳の可能性がある年齢の方の場合、可能な限り乳管を温存しますが、感染や出血などの影響で瘢痕形成を起こした場合起こり得ます)、薬剤アレルギー(麻酔薬・抗生剤・鎮痛薬など):薬疹(重症なものも含む)、アナフィラキシーショック(蕁麻疹・呼吸困難・血圧低下・心停止)などが起こることがあり、後遺症を残したり、死亡することもあります。他部位の組織損傷。
    その他予想外の合併症の可能性もあります。
    ●手術をお受けになれない方
     妊娠中の方、授乳中の方、半年以内に妊娠の予定のある方
    院長および施術者からのコメント
    20代後半女性。過去に手術歴があったようですが再発したため来院されました。前回の傷と同一部分を切開し修正を行いました。新たな傷が出来なかった事もそうですが、術後経過も良好でとても喜んでいただけました。
  • 扁平乳頭

    • 術前
    • 術後3か月
    扁平乳頭修正術
    術前評価
    乳輪縮小術後に扁平乳頭になられた方
    通常必要とされる治療内容
    扁平乳頭修正術
    治療方法
    乳輪部分の組織を利用して、乳頭の側壁を作成します。局所麻酔の手術で、片側60分程度で終了しすぐに帰宅していただけます。
    料金
    片側160,000円(税別)両側250,000円(税別)
    治療のリスク
    上記陥没乳頭形成術に同じ
    院長および施術者からのコメント
    20代後半の女性。乳輪縮小術の内側切除法をお受けになられて乳頭が扁平化されました。乳輪部分から皮弁を挙上して乳頭の側壁を作りました。術後立体的な乳頭が形成され、自然なお胸のバランスが形成されました。
お電話・メールでのご相談はこちらから

0120-114-188

診療時間
AM10:00~14:00
PM14:00~19:00
○皮膚科・形成外科(保険診療)、美容皮膚科・美容外科(自由診療) 、日帰り手術(保険診療・自由診療)
※第1.3木曜日は休診、その他臨時休診あり。

※予約優先制
※自由診療のカウンセリング、施術は随時受け付けています。
※手術が入っている場合は、ご予約をお取りする事が出来ないことがあります。

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