眼瞼下垂の診療をしていて、本当によく聞かれる質問があります。
「先生、今、手術を受けた方が良いのでしょうか?」
究極の答えは、
「本人が悩んでいるなら」
です。
もちろん簡単に決められない事情はたくさんあります。
手術の説明の際に
・保険適応の是非
・ダウンタイム
・手術のリスク
などを説明します。
そして、それを聞いた患者様の中に
・費用の問題
・時間の問題
・周りの人からの見られ方
など、多くの「葛藤のブレーキ」がかかります。
でも、もしブレーキが全く無かったとしたら?
誰の目も気にせず、費用のことも、ダウンタイムのことも考えず
自分の心の中に問いかけたとき
「本当はどうしたい?」
そのとき、出てくる答えが
「本当の気持ちです」
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ただ、現実はそう簡単ではないですよね。
多くのブレーキがかかるのが現実です。
実際によくあるのが
眼瞼下垂ではあるけど、保険適応の基準に届かない程度のケースです。
両目とも保険が通らなかったり、片方だけ通らなかったり。
保険診療で手術をすると3割負担の場合、片目で自己負担は2-3万円くらいです。
一方自費診療で手術をすると、片目で15-20万円程度かかってきます。
当然、患者様は悩まれます。
だた、保険診療は、皆さんからの大切な保険料をお預かりするわけなので
公正な診断基準に基づいて
保険適応の是非を判断しないといけません。
「先生、わたし、どうしたらいいんですかね?」
よく聞かれます。
僕は、「手術の先にあるもの」を想像してもらうようにしています。
目が開くだけではなく
瞳がしっかり見えるようになったり、
タルミが取れることで
若々しい目元を取り戻せるかも知れません。
そのとき自分が持つ感情や
流れる時間を想像して貰っています。
これは、保険診療でも自費診療でも同じです。
相談に来られる方の、本当に欲しいものは、
「手術を受けること」ではありません。
「手術を受けた後に得られる、満足な感情や、豊かな時間」
を手に入れたいはずです。
それらを得るための代価として、
費用やダウンタイムなどを
自分の中の天秤にかけてもらい
「それでも、手術を受けたい」
と思えるかどうか
自分自身に問いかけてもらっています。
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始めの話しに戻ると
手術をするタイミングは、
結局その人の中に答えがあります。
我々医師は、正しい情報をお伝えし
最高の準備をして、そのお手伝いをする。
ただ、それだけです。
昨日も一旦悩んで帰宅された60代の患者様が、再診されました。
「先生、やっぱり手術を受けようと思うんです。
家に帰って色々と考えました。
私、悩んで過ごす時間が嫌なんだって、気が付きました!」
私は、そこ言葉を聞いて目線を合わせて、軽く頷き
もう一度、手術の説明をさせていただきました。
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