
【はじめに】
「皮膚の赤み」と一言にいっても、その原因や種類は多岐にわたります。赤みが出る場所も、顔や首、手足など全身のどこに現れても不思議ではありませんし、赤みの原因も想像以上にさまざまなものがあります。
日常的に治療する赤みの多くは「一時的な炎症」や「血管の拡張」が原因であることが多いですが、場合によっては「慢性的な皮膚疾患」や「他の病気のサイン」であることもあります。そのため、適切な診断を行い、原因を特定した上で治療を進めることが重要です。
基本的な治療の流れは、初診での診察や必要な検査を行い、その結果に基づいて治療方法を決定します。治療には、塗り薬や飲み薬、レーザー治療などが含まれることがあり、治療後の経過観察も大切です。
※赤みの診察は医学的治療の是非を判断する専門的な診断が必要になるため、保険診療(初診)からのご案内となり、初診料が発生いたします。
※現在Vビームは奈良本院のみのお取り扱いとさせていただいております。
Vビーム2(Vbeam II)は、595nmのロングパルス色素レーザーを用いた、血管病変治療のゴールドスタンダードとも言える医療用レーザーです。赤血球内の酸化ヘモグロビンに選択的に吸収され、周囲の皮膚組織へのダメージを最小限に抑えながら、異常血管のみを効果的に治療します。

当院では最新型のVビーム2を導入し、形成外科専門医・皮膚科専門医の知識と経験に基づき、保険診療から自費診療まで幅広く対応しています。
Vビーム(Vbeam)は、厚生労働省の薬事承認を取得した医療用レーザー機器です。
有効性・安全性が国の基準で厳しく審査されており、医療機関のみで使用が認められています。

・最新機種「Vビーム2」を使用
当院では、赤アザ・血管腫治療・毛細血管拡張症において世界的に実績のある""色素レーザー「Vビーム2」""を使用しています。従来機よりも出力や照射の調整幅が広く、病変の深さや広がりに合わせた、より精密で安全な治療が可能で効果も飛躍的に上がりました。つまり正常な皮膚へのダメージを抑えながら、治療効果をしっかり引き出せる点が特長です。
・形成外科医・皮膚科医による診断・照射設計
赤アザや血管腫は、見た目が似ていても原因や治療反応が異なる病変です。当院では形成外科医・皮膚科医が診察を行い、「どのタイプの血管病変なのか」「どの深さまで存在しているのか」を医学的に判断した上で、照射方法・出力・治療間隔を設計します。自己判断や画一的な照射ではなく、的確な診断と治療計画を大切にしています。
・病変の種類・深さ・年齢に応じたオーダーメイド治療
赤アザ・血管腫は、
・単純性血管腫
・乳児血管腫(いちご状血管腫)
・毛細血管拡張症
など種類が多く、年齢や成長に伴って性質が変わることもあります。当院では、「今この時期に、どの強さで、どこまで治療すべきか」を個別に判断し、一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療を行います。無理に回数を重ねるのではなく、必要な治療を、必要なだけ行う方針です。
・冷却システム(DCD)搭載で痛み・ダウンタイムを軽減
Vビーム2には、レーザー照射の直前に皮膚を冷やす""冷却システム(DCD)""が搭載されています。これにより、
・治療時の痛みの軽減
・皮膚への負担を抑制
・治療後の赤みや腫れを最小限に
といったメリットがあります。小さなお子さまから大人の方まで、できるだけ負担の少ない治療を心がけています。
・保険診療・自費診療の明確な区別と丁寧な説明
赤アザや血管腫の多くは保険適応となりますが、毛細血管拡張症については、病変の種類・状態・程度によって保険適応となる場合と自費診療となる場合があります。
当院では診察時に、
・保険診療で対応できるかどうか
・治療費の目安
・治療回数や経過の見通し
について、分かりやすく丁寧にご説明します。
「知らないうちに自費だった」「費用が分かりにくい」といった不安がないよう、納得して治療を受けていただくことを大切にしています。

いわゆる「赤あざ」ともいわれている真皮層の毛細血管拡張で血管系の良性腫瘍(母斑)に分類されます。生まれつきあるものから、暫くしてから現われてくるものまで様々です。基本的に自然消退することはなく、徐々に色調は濃くなっていく傾向にあり、場合によっては腫瘤を形成したり全体の肥大化を起こすこともあります。
特殊なものに、前額部や眼瞼部に生じたものをサモンパッチと呼ばれ、2-3歳ごろまでに徐々に目立たなくなりますが、泣いた時や血流が増えた時にうっすら赤みとして20-30%は残存します。
-治療効果-
単純性血管腫(サモンパッチ以外)は自然消退しない先天性の血管奇形です。放置することでの自然治癒はなく治すためには治療を必要とします。最も効果的な治療は保険適応のVビーム2であり、異常拡張した毛細血管を選択的に破壊し、赤みを徐々に薄くしていきます。
治療効果は乳児期 > 幼児期 > 学童期 > 成人と言われています。理由は、乳幼児の頃のほうが、血管腫内の血管径が小さく、皮膚が薄いためです。
治療を検討されている方は、血管の“成熟・肥厚”が起こる前に行うことをおすすめします。早期からのレーザー治療により、将来的な肥大や腫瘤形成を予防することが重要だからです。

-治療期間・回数-
・3~6か月間隔で複数回(平均5~10回:個人差があり10回以上要することもあります)
年齢が低いほど反応が良好
月齢や範囲により、複数回に分けて行うことがあります。
-治療経過-
治療後、一時的に紫斑(内出血)・腫れ・赤み、まれに水疱・びらんが出現しますが、1~2週間で消退します。回数を重ねるごとに血管腫の色調が改善します。
-治療費用-
健康保険適応(1~3割負担)
照射面積(㎠)単位の算定となります。
3割負担の場合8000円~34000円(10㎠ ~180㎠)
(1回で照射できる範囲に限度があります)
照射回数に制限はありませんが、照射間隔は原則90日以上あけて行います。その他、初診料や再診料、処方せん料などが別途必要となります。
※乳幼児を含む高校生以下は、居住する地域によっては自己負担無く、もしくは500円程度の軽い自己負担で治療を受けられる場合もあります。
生後数週以内に現れ、数か月間増殖します。見た目がイチゴに似ていることから“いちご状血管腫”とも言われています。1歳ごろから自然消退していき、5歳までに約50%、7歳で約70%、10歳で90%前後が著明に改善します。
一般的に5-10%で潰瘍化することがあり処置を要することがありますが、口唇周囲やおむつが当たる会陰部、四肢・耳・鼻などの摩擦部位は10-30%と高い潰瘍化のリスクあります。大きく増殖したものが消退すると、柔らかい膨隆した皮膚として残ることがあります。
一般的に「自然経過で消退する」とされていますが、隆起性の強いものや、潰瘍リスクが高い部位、整容的な懸念がある部位に関しては、早期治療を検討されるのが良いでしょう。
-治療効果-
増殖を止めるための第一選択はβ遮断薬(プロプラノロール)とされています。表面の赤み・潰瘍形成に対して、Vビーム2は増殖期・退縮期いずれにも有効です。潰瘍形成の予防や赤みの軽減、表在性血管成分の改善(深部血管腫の増殖抑制はできません)、退縮後の赤み(residual erythema)の改善効果があります。
-単純性血管腫とイチゴ状血管腫の違い-
| 単純性血管腫 | 乳児血管腫 | |
|---|---|---|
| 自然消退 | しない | する(跡は残る) |
| 早期Vビーム | ◎ 推奨 | △ 原則不要だが、急速増殖や潰瘍リスク部位は早期介入を検討 |
| 治療目的 | 消退・進行防止 | 合併症対応 |
| 第一選択 | Vビーム | 経過観察/β遮断薬/Vビーム |
-早期治療するかどうか迷う方へ-
苺状血管腫は急速増大病変や摩擦部位などは潰瘍リスクが高まります。潰瘍になると「強い痛みが出る・治るまでに時間がかかる・治ったあとに傷あとが残りやすい」という問題が生じることがあります。そのため、このような見た目の場合は、『何か起きてから治療』ではなく、 『潰瘍になる前に予防的に治療』を考えることがあります。主治医の説明を十分に受けたうえで治療を検討されることをおすすめします。
-治療期間・回数-
・3-4ヶ月に1回程度
・数回〜10回前後
・月齢や範囲により、複数回に分けて行うことがあります
-治療経過-
赤みが徐々に薄くなり、盛り上がりの改善が期待できます。照射した方が最終的なサイズ感も小さくなります。

-治療費用-
健康保険適応(1~3割負担)
照射面積(㎠)単位の算定となります。
3割負担の場合8000円~34000円(10㎠ ~180㎠)
(1回で照射できる範囲に限度があります)
照射回数に制限はありませんが、照射間隔は原則90日以上あけて行います。その他、初診料や再診料、処方せん料などが別途必要となります。
※乳幼児を含む高校生以下は、居住する地域によっては自己負担無く、もしくは500円程度の軽い自己負担で治療を受けられる場合もあります。
毛細血管が持続的に拡張し「明らかに肉眼的に見える状態」で、原因は一つではなく多くのものがあります。
① 生理的・加齢性要因(加齢・皮膚菲薄化(特に顔)・紫外線(慢性的日光曝露)
② 炎症・皮膚疾患に伴うもの
-酒さ(rosacea)・ 脂漏性皮膚炎・慢性皮膚炎・ニキビ治療後・炎症後
③ 医原性(治療関連) ステロイド外用(特に顔)
④ ホルモン・循環動態の影響
-妊娠・経口避妊薬・更年期
⑤ 先天性・遺伝性 遺伝性出血性毛細血管拡張症(HHT)・先天性毛細血管拡張症
⑥ 血管奇形・血管腫関連 単純性血管腫の一部
⑦ 全身疾患に伴うもの(要注意)
・ 膠原病・肝疾患→ クモ状血管腫
保険適応かどうかの判断は、医師の診察で種類・状態・程度を加味し保険適応となる場合と自費診療となる場合があります。当院では診察時に、
・保険診療で対応できるかどうか
・治療費の目安
・治療回数や経過の見通し
について、分かりやすく丁寧にご説明します。「知らないうちに自費だった」「費用が分かりにくい」といった不安がないよう、納得して治療を受けていただくことを大切にしています。
-治療効果-
明らかな病的血管拡張に対し、赤みの原因となる血管を選択的に治療します。赤みが強く細い血管でかつ表在性のものほど効果を発揮します。逆に言うと、紫~青みが強く、深くて太い血管には効果が限定的です。また、体質や原因によって徐々に再発していきます。

-治療期間・回数-
・3-6ヶ月間隔で複数回(平均1-3回、症例により4-5回)
-治療費用-
健康保険適応(1~3割負担)
照射面積(㎠)単位の算定となります。
3割負担の場合8000円~34000円(10㎠ ~180㎠)
(1回で照射できる範囲に限度があります)
照射回数に制限はありませんが、照射間隔は原則90日以上あけて行います。その他、初診料や再診料、処方せん料などが別途必要となります。
※乳幼児を含む高校生以下は、居住する地域によっては自己負担無く、もしくは500円程度の軽い自己負担で治療を受けられる場合もあります。
Vビーム(色素レーザー)は、血管に選択的に反応するレーザーで、周囲の皮膚への影響が比較的少ない治療です。
ただし、医療行為である以上、一時的な皮膚反応やまれな副作用が起こる可能性があります。
Vビームは血管に反応するため、治療後に**紫色〜赤紫色の内出血(紫斑)**が生じることがあります。治療効果を高める場合は高率に起こりえます。
・出現頻度:治療条件や部位により異なります
・経過:1〜2週間程度で自然に消退
・痛み:通常は軽度、またはほとんどありません
・メイク:紫斑がない部位は翌日から可能
紫斑がある場合も、状態により数日後からコンシーラーでカバー可能です。
※紫斑は治療効果の一環として起こる反応であり、必ずしも異常ではありません。
治療後、照射部位に赤みや軽度の腫れが出ることがあります。
・出現時期:治療直後〜数時間以内
・経過:多くは数日以内に軽快します
・体質や治療出力により、1週間前後持続する場合があります
・冷却や外用剤で症状が和らぐことがほとんどです
治療後の炎症反応により、一時的に茶色っぽい色素沈着が生じることがあります。
・頻度:まれ
・発生しやすい条件:
-日焼け後
-強い炎症が出た場合
-紫外線対策が不十分な場合
・経過:多くは数週間〜数か月で自然に薄くなります
※紫外線対策を行うことで、リスクを大きく下げることができます。
ごくまれに、照射部位に""小さな水疱(みずぶくれ)""ができることがあります。
・原因:皮膚の反応性や、強い炎症反応
・頻度:非常に稀
・対応:適切な処置により、通常は瘢痕を残さず治癒します
水疱が生じた場合は、自己判断で潰さず、速やかにご連絡ください。
・治療後は強い日焼けを避ける
・こすらず、刺激の少ないスキンケアを行う
・医師の指示に従った外用・保湿を行う
・異常な痛み・水疱・強い腫れがある場合は早めに受診
Vビーム治療は、多くの場合、日常生活に大きな支障なく受けられる治療です。
当院では、治療効果を最大化することを優先にしつつも、症状や肌質に応じて出力・照射方法を調整し、安全性を最優先に治療を行っています。
| 料金(税込) | |
|---|---|
| 〇保険適応(ドクター施術:ドクター管理下施術) | ・単純血管腫・・・保険適応 ・乳児血管腫(イチゴ状血管腫)・・・保険適応 ・毛細血管拡張症(程度の強いもの)・・・保険適応 |
| 〇自費診療(ドクター施術) | ・軽度毛細血管拡張 13,200円~(照射サイズによる) ※直径2.5cm(10円玉サイズ)までが13,200円 ・鼻翼基部部分(局所毛細血管拡張) 13,200円 ・赤色瘢痕 13,200円(税込み)~(照射サイズによる) ※直径2.5cm(10円玉サイズ)までが13,200円 ・赤色ニキビ 1-5か所 13,200円 6-10か所 19,800円 10-20か所 26,400円 ・尋常性疣贅 1-5か所(3mmサイズのもの) 13,200円 6-10か所 19,800円 10-20か所 26,400円 |
| 自費診療(看護師施術)(ドクター管理下施術) | 全顔Vフェイシャル 1回:19,800円 5回コース:88,000円 (1回あたり17,600円) |
※赤みの診察は医学的治療の是非を判断する専門的な診断が必要になるため、最終的に自由診療を選択された場合でも、保険診療(初診)からのご案内となり初診料が発生いたします。
| 診療時間 | AM9:00~PM18:00 |
|---|---|
| 月 | ○ |
| 火 | ○ |
| 水 | ○ |
| 木 | ○ |
| 金 | ○ |
| 土 | ○ |
| 日 | ○ |
〒630-8226 奈良市小西町25-1 奈良テラス2F
※近鉄奈良駅4番・6番出口・バス停より徒歩1分
| 診療時間 | AM9:00~PM18:00 |
|---|---|
| 月 | ○ |
| 火 | ○ |
| 水 | ○ |
| 木 | ○ |
| 金 | ○ |
| 土 | ○ |
| 日 | ○ |
〒634-0804 奈良県橿原市内膳町5-2-40 FACEビル4F
近鉄大和八木駅 徒歩1分