【傷跡修正】過去の外傷で左外眼角の拘縮で目の横幅が短い 20代男性【症例No.29Y0000689】
術前評価 | 外傷後の外眼角拘縮に伴うヒダが開瞼障害の原因になっている |
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通常必要とされる治療内容 | 瘢痕拘縮形成術+皮弁形成術 |
治療方法 | 外眼角靭帯に向けて切開を行い、瘢痕拘縮を解除し隠れている眼球を露出させました。 |
料金 | 保険診療(診療報酬点数に準じる) |
治療のリスク | ●初期に起こる事 疼痛・軽度の腫脹・少量の出血 ●時に起こる事 内出血(1-3週で改善)、 ●経過中に起こる可能性のある事 肥厚性瘢痕(再発):赤く硬い傷・圧痛・炎症後色素沈着(数か月~数年:部位差・個人差あり)、ケロイド:経過は肥厚性瘢痕と類似しますが、拡大傾向が10年以上にわたり起こる場合があります。 変形(陥没・引きつれ・凸凹)の残存(強いものは残存します)再拘縮の可能性 創部周囲の硬さや凸凹感の残存(経過と共に改善)・流涙・眼脂・異物感やツッパリ感、白目外側が露出するため赤みのある結膜が見えるようになります。拡大部分の睫毛欠如 ●希に起こる事 感染・創離開・縫合糸の残存や露出、結膜充血や結膜出血および結膜浮腫・感染・創離開・創部周囲の炎症後色素沈着(半年~数年で改善)・左右差、睫毛乱生、涙漏れ(異所性分泌) ●極めて稀起こり得る事 薬剤アレルギー(麻酔薬・抗生剤・鎮痛薬など):薬疹(重症なものも含む)、アナフィラキシーショック(蕁麻疹・呼吸困難・血圧低下・心停止)などが起こることがあり、後遺症を残したり死亡することもあります。他部位の組織損傷、神経損傷(知覚障害・運動障害)、その他予想外の合併症の可能性もあります。 |
施術担当 | 山中 佑次院長 |
- 担当医師及び施術者からのコメント
- 過去の外傷に伴う外眼角部の瘢痕拘縮の治療目的に来院されました。正面視で明らかな目の横幅に左右差を認め、外眼角部の拘縮に伴い強開瞼や上方視時に開瞼障害を呈している方でした。W形成や5flapでは丸みのある目尻になると判断し、目尻切開での外眼角形成を施行しました。また左上眼瞼内側の凸凹の瘢痕の修正も同時に施行しました。 術後1ヶ月の時点の状態では、正面視で左右差は若干残っていますが術前の左右差は改善され、強開瞼および上方視での開瞼障害も解消されているのが分かります。瘢痕の赤みはまだ少し残りますが徐々に解消されて行くと思いますので少々お待ちください。
この症例の詳細について