効果の高い「鼻尖縮縮小術」は
①皮下脂肪切除、
②鼻翼軟骨部分切除、
③鼻翼軟骨間縫合、
④耳介軟骨移植(鼻尖形成術)
以上の4つの手術工程で効果を出してきます。
この4つの工程をしっかりと行うにはある程度の技術と経験が必要です。そのため、一部のクリニックでは、上記の工程を簡略化した「鼻尖縮縮小術」を採用しているところもあります。これは、単純な手術操作のみで施術を行う事ができ、かつトレーニングをそれほど必要としないため、「技術統一」と言う名のもと、即席の美容外科医が必要なチェーン展開をしているクリニックでは良く取り入れられています。
これらを安易に行うと、効果が無いばかりか、鼻の穴の左右差が出たり、変形していしまったりすることがあるため注意が必要です。また「はじめは効果があったように思うけどすぐに元に戻ってしまった」という患者さまの声もよく耳にします。
「きちんとした手術かどうかを、どうやって判断すればいいの?」と言う疑問が出るとおもいます。
そこで、正しい鼻尖縮小術かどうかを見極める4つのポイントがあります。
1.手術時間
2.固定の期間
3.手術方法の確認 (同時にL型プロテーゼをすすめられていないか?)
4.医師の経歴
上記の4つの工程を全て行う場合3時間ほどの時間が必要となります。これを30~60分位でという説明であれば、上記の工程の1~2個しか行っていない簡略化した手術の可能性があります。
4つの工程をしっかり行った鼻尖縮小術の術後はギプス固定が非常に大切になってきます。2-3日のテープ固定だけで良いという説明を受けた場合は、簡略化した手術の可能性があります。
過去にL型プロテーゼで鼻尖縮小術と隆鼻術とを同時にする事が多く行われていました。L型プロテーゼで鼻先をツンとさせて、不十分な鼻尖縮小術の効果をカバーするためです。
しかし、「Lの角」にあたる鼻先皮膚には過度のテンションがかかるため、挿入したL型プロテーゼが皮膚を突き破って露出するといった事が起こる事が頻回に起こりました。そのため最近ではL型プロテーゼでの鼻尖形成術は主流ではなくなっています。しかし、未だに使用しているクリニックもあるためご注意ください。
きちんとした鼻尖縮小術を行っているクリニックは非常に少なく、高いレベルで「鼻形成術」を行える医師は日本でも限られます。正しい手術を見て指導を受けて初めて身につく技術になるからです。
最近では、きちんとしたトレーングを受けずに、大手チェーンクリニックに入職し、若くして院長になっている医師が多くおられます。そういった医師は、トレーニング期間をほとんど経ることがないので簡略化した手術を行っている可能性があります。経歴などを見る事も一つの道標になるかもしれません。もちろん、若くして素晴らしい技術を持つ医師も中にはおられますので、経歴だけでは一概には言えませんが、担当医師としっかり話をして医師の技量を見極めるようにして下さい。
以上に注意して、カウンセリングを受けるようにして下さい。そうする事で「簡略化し手術」かどうかを見極めることができると思われます。
正しい手術を受け、満足のいく“お鼻”を手に入れ、楽しい人生を送りましょう。
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