院長コラムblog

二重まぶたの部分切開法について

「埋没法では取れたり、薄れたりする可能性があるし・・・全切開は傷が残るだろうし・・・」という不安を持っておられる患者さまは、多くおられると思います。
そういった患者さまの心理から生まれた術式が、埋没法と全切開法の間を取った術式である、「部分切開法」となります。しかし、当院では部分切開法は推奨しておりません。
なぜなら、「埋没法」「全切開法」のどちらのメリット・デメリットの両方を受け継いだ術式であり、なんとも中途半端な術式と言えるからです。以下に全切開法・部分切開法・埋没法の違いをご説明いたします。

全切開法

  • 全切開して、「内部処理」し、二重の仕組みを作ります。手術視野も良く、目頭から目尻部分までしっかり二重の仕組みを作る事ができ、幅に沿った綺麗なラインにしあがります。
  • 全切開では手術視野が良い為、内部の処理も確実であり、止血等も十分に行なえます。
  • 3か月経過した傷は殆ど気になる事はありません。

二重術全切開法の詳細はこちら

部分切開法

  • 一部を切開し、「内部処理」も切開部のみ行います。そのため、目頭側や目尻側の仕組みは作れない為、場合によっては目頭側や目尻側のラインがしっかり出にくい事もあります。また、手術視野が狭いため「内部処理」が不十分となる事もあり、二重が取れてしまう可能性もあります。
  • 部分切開では手術視野が狭いため、止血操作も不十分になる事があります。その結果、全切開よりも、腫れや内出血が強くでるケースも少なくありません。

埋没法

  • 糸で止めておくだけの方法のため、傷は針穴程度のものとなり、術後の腫れも少なく、ダウンタイムは非常に少ないと言えます。二重を作る手術で最も手軽な方法と言えます。
  • 糸で止めておくだけの方法ですので、二重が取れたり、薄れたりすることもあります。

二重術埋没法の詳細はこちら

全切開法と比較した時に、部分切開のメリットは傷が短いという点にあります。一方で、埋没法よりも傷は大きいという事でもあります。腫れや内出血に関しては、全切開法に比べて、むしろ強くなる可能性があります。また、内部処理も不十分かつ不適切になりやすいため、二重が取れてしまう可能性もあります。取れてしまう可能性があるのなら、傷がさらに小さく、かつ、腫れの少ない埋没法を選択するのが良いと考えます。
傷痕に関しても、当院の全切開法であれば、将来的に、ほぼ分からない位に綺麗に治っていきます。そのため、全切開法のデメリットである傷が長いという問題は、実際にはあまり気にする必要が無いものと考えています。つまり、部分切開法の傷が短いというメリットは、それほど大きなメリットではなく、逆に、デメリットである、腫れる可能性や、取れる可能性の方が、はるかに大きな問題と言えると考えています。
ご参考までに切開法術後の傷跡写真が以下のものとなります。

部分切開法写真
※写真は全切開の術後4ヶ月のものとなりますが、傷痕は殆ど分かりません。


内部処理とは?

二重切開という手術は、どれも同じと思っておられる方が、多くおられると思います。しかし、実は二重切開と言っても多くの術式があり、術式によって、ラインの入り方・傷の具合・腫れの程度など、少しずつ違ってきます。また、術者の技量が未熟ゆえに、取れないはずの二重ラインが取れてしまったり、傷口に段差が出来たり、目の開きが悪くなるといった事も起こりえます。
なぜ、そういった事が起こるのでしょうか?
それは、二重切開の手術工程にある「内部処理」と言う作業が、不十分であるために起こるのです。専門的なお話になりますが、内部処理とは、筋肉(眼輪筋)と瞼板の間にある瞼板前脂肪組織と言うものを取り除く手術の工程をいいます。過剰すぎると傷口の段差の原因になることもあります。また、不十分であると、二重のラインがとれてしまったり、ラインが乱れたりします。さらに内部処理の後の修復を曖昧にすると目の開きが悪くなってしまいます。
当院では、患者さまの目の状態に応じて「内部処理」の程度を匙加減し、慎重かつ丁寧に処理を行っております。また、高性能なの手術器具を使い、出血を予防しながら手術を進めておりますし、たとえ出血したとしても即座に止血を行う技術を兼ね備えているため、腫れや内出血も最小限にする事が出来ています。当院で受ける切開法なら、「1週間後からメイクをして人前に出れる」と多くの人に喜ばれています。

院長から患者さまへの
6つのお約束

当院では、初めての方でも安心して通っていただけるように、「6つのお約束」をしております。
当院でぜひ、“なりたい自分”を叶えてください。全力でサポートいたします。

1
質の高い医療
2
良心的な安心価格
3
最新技術による治療
4
将来をふまえたプラン
5
丁寧な診察
6
保険診療も案内

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