傷の形成|樹のひかり形成外科・皮ふ科【奈良】|美容整形・美容皮膚科クリニック

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傷の形成

はじめに

傷には、切り傷、擦り傷、打撲による傷など色んなタイプの傷があります。どれも一般的な傷なので、怪我をした時は、近くの外科や整形外科などで処置を受けることが多いと思います。しかし、傷を専門的に治療するかがある事をご存知でしょうか?
それが私たち「形成外科」です。

形成外科とは「形を成す」診療科です。専門領域は頭の先~足の先まであらゆる体表を取り扱うので、傷についても独自のコンセプトで治療を行います。特に、カッターなどで切ってパックリ割れた傷や、顔の傷に関しては、形成外科医の得意分野ですので、傷のプロフェッショナルに治療してもらうことをお勧めします。

私が大切にするコンセプトの一つに「キズは生き物」という考え方です。つまり「治癒までには長い道のりがある」ということです。血や浸出液が出なくなったり、かさぶたが取れたら治癒ではありません。
実は、傷の治る過程には、大きく分けると、この3つの段階に分かれます。

「新鮮な傷」
「傷口が閉じたあとの傷」
「成熟した傷」

それぞれの治療段階で、傷のプロである形成外科コンセプトに基づいた治療法があります。

新鮮なキズ ~ケガをしてしまったら~

来院までにする事

受傷してしまったらまずは、傷口を押えて血を止めましょう(圧迫止血)。タオルなどで傷口全体を圧迫すると大抵の出血はコントロールできます。
逆に指や腕を縛ることは出血を助長する事があるのでやめてください。時々、カッターなどで指先の皮膚を削り落としてしまうケースがあります。
その場合、削り落ちた皮膚をガーゼか何かに包んで出来るだけ早く持参してもらうと、それを移植する事で綺麗に早く治癒に導くことが出来ます。くれぐれも捨てない様にして下さい。

傷口の縫合処置をする

クリニックに到着後、傷口を拝見します。そして局所麻酔を打ち、痛みが取れたところで、傷口を綺麗に洗います。
組織の欠損が無いようなら、一針一針、丁寧に縫合します。きれいに切れた傷はこれでかなりキレイ仕上がります。
しかし、組織の欠損があったり挫滅(つぶれること)が強い場合に、綺麗に傷を閉じようとすると、かえって凸凹が出来たり歪みが出来る事もあります。この場合、後日の修正を前提に、計画的に縫合しないで終了する事もあります。
また、感染の可能性の極めて高い、汚染された傷や、犬・猫に咬まれた傷は、傷は縫わずに治します。

ここで注意点は、夜間や休日の救急外来で処置を受けた場合です。形成外科医かそこに居ればよいのですが、通常いないことが多く、太い糸で縫合されている事が多々あります。
そのまま抜糸まで置いておくと、糸の針穴が傷として残ることがあります。翌日には形成外科を受診し場合によっては再縫合をしてもらった方が良いでしょう。

抜糸までの処置・抜糸

傷の状態にもよりますが、綺麗な傷は5~10日後に抜糸を行います。その間の通院は0~2回程で、あいだは自宅での処置を行ってもらいます。また、挫滅が強い傷の場合、閉じるのに数週間の時間がかかる事があります。

傷口が閉じたあとのキズ ~傷口のアフターケア~

先にも述べましたが、「キズは生き物」という概念が、この時期に重要になってきます。傷が治るためには、傷口に繊維芽細胞問細胞などの傷を治すために細胞が集まり傷を閉じてくれます。
簡単に言うと「接着剤」を作ってくれるのです。しかし、これらの傷を治す細胞が傷口に留まってしまうと接着剤を出し続ける事になるため、逆に傷口が赤くなったり、盛り上がったり、硬くなったりします。そのためには、傷が閉じた後に、速やかにこれらの細胞には引き取ってもらわないといけません。

その手段が、傷口の圧迫やテープ固定となります。場合によっては、ステロイド剤外用や注射となります。傷口に余分な力をかけず安静を保つことが繊維芽細胞の活動を抑える手立てになります。傷口にもよりますが、一般的には3か月から半年くらい続けて頂きます。

また、この時期に紫外線を多く浴びると、傷口の炎症性色素沈着を強めることになりますので遮光を心がけるようにして下さい。顔の傷であれば、帽子をかぶったり、日焼け止めで保護したり、テーピングなどが良いでしょう。
時間と共に、傷口は柔らかくなり、赤みが薄くなり、痛みなども軽減していきます。

成熟したキズ

成熟した傷は、白く色が抜け、柔らかくなります。この時期になると痛みやかゆみなどの症状も消失します。しかし、傷の状態によってはこの成熟した傷になれないケースもあります。こういった時に後に述べる傷の修正術が必要となります。

キズの修正

外傷後や手術の目立つキズ跡は、状態によって形成外科的なコンセプトに基づいた特殊な縫合方法や形成術を用いることで傷を目立ちにくくすることが出来る場合があります。
基本的には保険診療からのご案内となりますので、診察時に保険証をご持参くださいませ。

修正の時期

修正の時期は前の手術から3か月以上経過してからです。先にも述べましたが、「傷は生き物」ですからどんどん変化していきます。
そのため変化する途中の段階で、次の手術をしても、最終的な結果が安定しないためです。出来るだけキズを成熟した状態に近づけてからの修正をした方がキレイに仕上がるのです。

手術方法

①単純切除
太くなってしまった傷を切り取り、傷口が安静を保てる縫合方法(真皮縫合)を行い傷口にかかる余分な力をかけない様にします。

傷の修正

②連続Z形成術、連続W形成術
傷の方向を変えることで、傷口に直接かかっていた力を分散させ、キズの安静状態手術で作りだします。こうする事で、成熟できずにいた傷を成熟段階に導く事ができ、関節などの突っ張りを取る事が出来ます。

【症例1】他院縫合後に、傷口が盛り上がって治癒(trap door変形)した症例。

傷の修正2

【症例2】4-5年前の熱傷後の瘢痕拘縮の症例。前腕から母指に至る瘢痕のため関節拘縮を伴っていた。

傷の修正3

連続Z形成術を行う事で、瘢痕の成熟を促し、拘縮を解除した。

傷の修正4

傷の修正5

③脂肪移植・脂肪注入による瘢痕修正(一部自由診療)
陥没変形を起こしてしまった傷に対し、脂肪塊の移植や脂肪注入を行う事で陥没変形を治療します。

【症例1】

傷の修正6


その他の治療法

傷跡の修正は全てまずは、保険診療(初診)からのご案内となります。
(初診代が発生いたしますので、必ず保険証をご持参くださいませ。)
また、自由診療ではありますが、外傷後の炎症性色素沈着に対し、レーザー治療(一部保険適用)やハイドロキノン外用(美白剤)加療する事もあります。

その他、フラクショナルレーザーや色素レーザーなどの治療(自由診療)もあります。しかし、フラクショナルレーザーは僅かな凸凹に対して効果はありますが、大きなキズに対しては現在のところ効果は乏しい言わざるを得ません。また赤い時期の瘢痕に対して色素レーザーを使用する事はありますが残念ながら劇的な効果を期待できるものではありません。

体験談

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傷の形成の料金

  メニュー 料金(税別)
引きつれのある傷
機能障害のある傷
  保険診療
引きつれのない傷
審美的な目的でする傷
美容施術の修正
単純なもの 1cm ¥17,000
※別途基本料金¥30,000が発生いたします
複雑なもの
(顔・頭・Z形成を要するもの) 
1cm ¥30,000
※別途基本料金¥30,000が発生いたします
脂肪移植(5cmまで)  ¥210,000
脂肪注入(5cmまで) 1回目 ¥140,000
2回目 ¥120,000
3回目 ¥100,000

※傷跡修正はまずは保険診療(初診)からのご案内となり、初診料が発生いたします。

※安全に手術を行うため、手術前には採血が必要となります。(美容目的の手術の場合には自由診療 採血代¥13,000 税別)

お電話・メールでのご相談はこちらから

0120-114-188

診療時間
AM10:00~14:00
PM14:00~19:00
○皮膚科・形成外科(保険診療)、美容皮膚科・美容外科(自由診療) 、日帰り手術(保険診療・自由診療)
※第1.3木曜日は休診、その他臨時休診あり。

※予約優先制
※自由診療のカウンセリング、施術は随時受け付けています。
※手術が入っている場合は、ご予約をお取りする事が出来ないことがあります。

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