施術についてdetailed explanation

耳の形成

はじめに

耳というと「耳鼻科の治療分野じゃない?」って考える人が大半でしょう。しかし、耳には内耳、中耳、外耳と3つの種類があります。

形成外科分野で取り扱う「耳」とは「外耳」つまり、「目で見える範囲の耳」という事になります。保険診療で行われる、外耳疾患は多くは先天的な形態異常や耳介腫瘍、外傷による変形などになります。

外耳の疾患

埋没耳(耳輪埋没症)

埋没耳(耳輪埋没症)

耳介上部が皮下に埋没した状態になっているものです。発生頻度は1/400人程度です。両側性のものが30-40%あります。見た目の問題だけでなくメガネがかけられない、マスクができないなどの機能的な障害も問題です。

治療は耳の軟骨や皮膚がやわらかい1歳以前は、専用の器具を用いた矯正を行います。これにより手術が回避できる場合があり、また手術が回避できなくても、皮膚の伸びやすくなるため手術が行いやすい状態になります。
手術は、お子様の精神面を配慮して就学前の5~6歳で行う事が多いです。耳の上や後ろの皮膚を用いて、埋没した耳介を引き出します。

本疾患は健康保険の適用があります。(健康保険適用の場合 片側45,000円前後(3割負担)。複雑な軟骨形成・移植・皮弁形成・皮膚移植が必要なものの手術料金はもう少し高くなります)
当院では局所麻酔が出来る年齢の患者様(10歳前後~)は対応しておりますが、全身麻酔が必要な小児の患者様は関連施設にご紹介させて頂きます。

立ち耳

立ち耳

一般に耳介は頭との角度が20~30度となっている事が多いとされています。これを聳立(しょうりつ:立っていること)といいます。それ以上、聳立していても必ずしも異常とは言えませんし、生活上の問題は起こりません。ただし奇異さを感じるほど著しい場合には治療の対象となり得ます。

治療は手術となります。対耳輪形成と耳甲介側頭縫合でバランスをとることによって、形態を改善します。 本疾患は健康保険の適用があります。
(健康保険適用の場合 片側45,000円前後(3割負担)。複雑な軟骨形成・移植・皮弁形成・皮膚移植が必要なものの手術料金はもう少し高くなります)

当院では局所麻酔が出来る年齢の患者様(10歳前後~)は対応しておりますが、全身麻酔が必要な小児の患者様は関連施設にご紹介させて頂きます。

小耳症

小耳症

耳介が部分~全欠損する先天異常です。約1/10000~20000人の発生頻度で男子に多いと言われています。耳の穴(外耳道)が狭窄や閉鎖している場合や、他の先天異常を合併することも稀ではありません。

治療は手術療法です。手術の時期ですが、耳を作る顔面や頭蓋の成長、再建材料の肋軟骨の成長を見て10歳以降に行います。様々な方法での耳介形成術が行われていますが、2回に分けて耳介を作る方法が主流となっています。
本疾患は健康保険の適用疾患です。治療は関連施設にご紹介させて頂きます。

副耳(ふくじ)

副耳(ふくじ)

耳の前にイボのような突起あるものが典型的です。多くの場合、中には軟骨が含まれています。発生学的な問題で生じ耳珠と口角の間にできます。まれに頬部や頸部にできる場合もあります。発生頻度は約1/100~200人です。遺伝性はありませんが他の先天異常の時にできる事もあります。

治療は、1歳以降に手術的に切除します。茎が細いものは生後すぐに糸で縛って脱落させることもあります。
本疾患は健康保険の適用があります。(健康保険適用の場合 1か所7500円前後(3割負担)。非常に大きいもの、複数あるもの、複雑な軟骨形成・移植・皮弁形成が必要なものの手術料金はもう少し高くなります。)

当院では局所麻酔が出来る年齢の患者様(10歳前後~)は対応しておりますが、全身麻酔が必要な小児の患者様は関連施設にご紹介させて頂きます。

耳瘻孔(じろうこう)

先天的に耳介周辺に1㎜程の穴があれば本疾患であることが殆どです。発生学的な先天異常であり、発生頻度は1/20人と比較的多い疾患です。
耳前部に瘻孔の開口部がある事が典型的ですが、他の部位にも開口することもあります。皮下の瘻孔は非常に深かったり、複雑な枝分かれをしたものもあり、治療に難渋することもあります。

生涯問題を起こさず経過することもありますが、時に感染を起こして開口部から排膿したり、皮下の膿瘍が自潰(潰れて排膿すること)して排膿する事もあります。この場合、抗生剤などでの治療を行うと一旦は治癒しますが、再び感染を起こす可能性は高く、感染が落ち着いた時点で摘出術をするほうが良いでしょう。
感染を繰り返すたびに癒着が生じ手術が困難になるため、予防的に切除するという考え方もあります。

根本的な治療は手術しかありません。手術は瘻孔の完全摘出を行います。少しでも瘻孔が残っていれば必ず再発するため慎重に切除する必要があります。
本疾患は健康保険の適用があります。(健康保険適用の場合 1か所12,000円前後(3割負担)。

当院では局所麻酔が出来る年齢の患者様(10歳前後~)は対応しておりますが、全身麻酔が必要な小児の患者様は関連施設にご紹介させて頂きます。

耳垂裂(じすいれつ)

耳垂(耳たぶ)が分裂しているものを耳垂裂と呼びます。縦方向や横方向の分裂、または両方が混在したものがあります。
治療は、手術により分裂した耳たぶを癒合させます。

本疾患は健康保険の適用があります。当院では局所麻酔が出来る年齢のものは対応していますが、全身麻酔が必要な小児の患者様は関連施設にご紹介させて頂きます。
なお、ピアスなどによる耳垂裂は健康保険の適用外であり、自由診療でのご案内となります。

耳介腫瘍

耳介腫瘍

耳介に腫瘍ができる事もあります。多くは皮膚腫瘍で、粉瘤・脂漏性角化症などが多く、稀に有棘細胞がんなどが発生することがあります。

治療は手術療法ですが、皮膚・軟骨でできている立体的な構造をしており単純に切除縫縮するだけでは変形を起こすことが殆どです。変形が起こる場合は、皮弁形成術や軟骨形成術、組織移植などを用いて耳の形態を再建します。

耳介血腫・耳介偽嚢腫(柔道耳・カリフラワー耳)

柔道耳・カリフラワー耳

耳の構造は立体的な飛び出した組織で、形を維持するために耳介軟骨と言う構造が内側に入っています。つまり断面を見ると、皮膚→軟骨→皮膚という軟骨を皮膚でサンドイッチ状に挟んだ薄い構造をしています。

外側に飛び出した薄い構造をしているので、強い衝撃には弱く皮膚と軟骨の間に血腫といって血液が溜まる事があります。 早期(血液が固まる前:出来るだけ早く)であれば血腫を除去して前後から圧迫する事で治療ができます。
しかし、時間が経ってしまったものは塊になって容易に血腫を除去できません。さらに時間が経ってしまったものは、血腫が吸収されると過程で線維性の瘢痕や不完全な軟骨組織に置き分かり、硬い凸凹の変形を残すことがあります。柔道選手やプロレスラー・レスリング選手の耳が変形しているのはこちらになります。

治療は、変形した軟骨形成や、余分にできている瘢痕や不完全な軟骨組織をするといった複雑な手術が必要になります。
奇異さを感じさせる位の強い変形に関しては健康保険の適用と考えられますが、明確な健康保険の対象疾患としての登録記載が無いのが実際です。地域における保険者(支払い側)の考え方で、支払いが拒否された場合は後日に追加費用が発生する可能性があります。

耳垂ケロイド

体質や金属アレルギー、不適切な処置からの感染などが誘因となりピアス孔の周囲がケロイド(ピンク色の腫瘤)を形成する事があります。ケロイドは手術的に切除をしても再発する事もあるため、それほど目立たない小さいものに関しては手術を勧める事はしません。
しかし、奇異さを感じさせる大きなものに関しては、再発の可能性を了承いただいたうえで手術をする事もあります。

手術は腫瘤の完全摘出が基本になります。そのため大きいものに関しては、耳垂や耳介の一部が欠損し、単純に縫合するだけでは変形を来す場合があります。
その場合、皮弁形成や組織移植などの手術を同時に行います。再発を繰り返す場合は術後の放射線療法なども必要な場合があるため、関連施設へのご紹介させて頂く事もあります。

本疾患は健康保険の適用があります。(腫瘍切除に準じた料金となります。非常に大きいもの、複数あるもの、複雑な軟骨形成・移植・皮弁形成が必要なものの手術料金はもう少し高くなります。)

その他、外傷性外耳欠損・変形

耳の外傷による変形なども治療の対象です。例えば外傷による部分欠損、奇異さを感じる変形などです。欠損に関しては、皮弁形成や軟骨移植などを組み合わせて行います。大きな欠損に関しては小耳症手術に準じた治療が必要な場合もあります。
いずれも健康保険の適用となる事が殆どです。

症例写真、術後の経過について

  • 立ち耳

    • 正面
    • 左側面
    • 右側面
    立ち耳の手術
    術前評価
    耳が立っており、正面から耳が見えてしまう人
    通常必要とされる治療内容
    耳介形成術(軟骨形成を要する)
    料金
    片側 約55,000円(3割負担)
    治療のリスク
    ●初期に起こる事 
    軽度の疼痛(2-3日)、腫脹(1週間ほどで改善します)、内出血(2週ほどで改善します)
    ●希に起こる事、感染、血腫やそれに伴う変形、二次的な変形(後戻り、対耳輪の角張り、耳輪の変形、知覚障害、肥厚性瘢痕やケロイド
    担当医師及び担当者からのコメント
    対面時に耳が正面を向いているような両側の立ち耳に、長年悩まれており治療目的に来院されました。手術は耳介後ろよりアプローチして耳介軟骨の形成および余剰皮膚の切除を行います。術後、正面視や側方視で、耳の自己主張が無くなり、自然な耳になったと思います。傷も耳介裏面に隠れるためほとんど見えることはありません。
  • ピアスによる耳垂裂

    ピアスによる耳垂裂
    術前評価
    ピアスホールが裂けてしまった方
    通常必要とされる治療内容
    瘢痕切除+Z形成術
    治療方法
    局所麻酔下に裂け目をV字に切除します。単純縫合では拘縮が生じることが多く裂け目が残存しているように見えるためZ形成術を行います。
    料金
    1か所 71,500円(税込)
    治療のリスク
    ●初期に起こる事 
    軽度の疼痛(2-3日)、腫脹(1週間ほどで改善します)、内出血(2週ほどで改善します)
    ●希に起こる事、感染、血腫、知覚障害、肥厚性瘢痕やケロイド
    担当医師及び担当者からのコメント
    ピアスホールを辺縁ギリギリにしていたり、大きなピアスを長年使用していることで皮膚が裂けることがあります。オシャレで行ったはずの折角のピアスホールが裂けてしまっては、見栄えが悪く早く治したいと来院されました。術後は問題なく傷跡は殆ど分からなくなり、現在は新たなホールを開けてオシャレを楽しんでおられます。
  • 耳垂ケロイド

    • 術前
    • 術後3ヵ月
    耳垂ケロイド
    術前評価
    耳介にケロイドができた方
    通常必要とされる治療内容
    耳介腫瘍摘出術
    治療方法
    局所麻酔下にケロイドを含めた耳垂をV字に切除し縫合します。
    料金
    診療報酬点数に準ずる(保険診療)
    治療のリスク
    ・疼痛・腫脹・出血・血腫(内出血)・感染・創離開・神経損傷(知覚障害)
    ・瘢痕(縫合痕):赤く硬い傷・圧痛・炎症後色素沈着(成熟する経過は数か月~数年かかり部位差・個人差あり)
    ・創部の変形(陥没・引きつれ・つっぱり・瘢痕拘縮などの可動域障害)・創部両端の盛り上がり(dog ear)の可能性・埋没糸の露出 
    ・再発の可能性 ・薬剤アレルギー(麻酔薬・抗生剤・鎮痛薬など):薬疹(重症なものも含む)、極めて稀にアナフィラキシーショック
    ・創縁および周辺組織損傷の可能性
    ・その他の予想外の合併症の可能性
    担当医師及び担当者からのコメント
    耳垂部分から腫瘤が発生し徐々に拡大するため診察に来られました。 耳垂部分の弾性硬な腫瘤で耳垂ケロイドと判断し、耳垂をV字に切開し縫合しました。 単純に切除すると創部拘縮のため耳垂輪郭部分の小さなへこみが生じる可能性があり、 Z形成術を併用しております。 術後3か月で顕著な再発を認めず形態は整い自然な耳垂が再建できたと思います。
  • 耳介腫瘍

    • 術前
    • 術後3ヶ月
    耳介腫瘍
    術前評価
    耳介にケロイドができた方
    通常必要とされる治療内容
    耳介腫瘍摘出術+皮弁形成
    治療方法
    局所麻酔下にケロイドを含めた耳垂をV字に切除し縫合します。耳輪中央部分は単純切除および皮弁形成術で閉創します。
    料金
    診療報酬点数に準ずる(保険診療)
    治療のリスク
    症例③に同じ
    担当医師及び担当者からのコメント
    耳輪上部および耳輪中央部分に腫瘤が出現したため受診されました。
    外的な要因で生じた耳介ケロイドと判断し手術を行いました。
    耳輪上部はV字に切開し縫合単純に切除することで変形なく閉創できましたが、
    中央部分は単純閉創では耳介がカップ状に折れ曲がる可能性が高く、
    皮膚は四方形に切除し対耳輪外縁に沿って皮切を追加、
    軟骨はV字に切除縫縮し、軟骨成分と皮膚成分を分け耳介変形を最小にするように閉創しております。

    術後3か月で顕著な再発を認めず、耳介形態を大きく損ねることなく再建できたと思います。


  • 【耳介形成術】埋没耳・折れ耳の改善 30代女性【症例No.29Y0000302】

    • 右側位(左側の正常な状態と比較)
    • 右斜位(左側の正常な状態と比較)
    【耳介形成術】埋没耳・折れ耳の改善 30代女性【症例No.29Y0000302】
    術前評価
    耳が折れ曲がり頭側の一部が埋没している方
    通常必要とされる治療内容
    耳介形成術(軟骨形成を要する)
    治療方法
    局所麻酔下に耳介裏面(裏側)から切開を行い、耳介軟骨を露出し軟骨に切れ目を入れ縫合処理することで耳介を後方に倒し軟骨フレームの形状を整えます。次に深側頭筋膜と耳介軟骨を縫合することで耳介挙上を行い、埋没部分を修正します。挙上した耳介の裏面を周囲からの皮弁で覆い耳介側頭溝を作成します。
    料金
    片側 約55,000円(3割負担)
    治療のリスク
    ●初期に起こる事  軽度の疼痛(2-3日)、腫脹(1週間ほどで改善します)、内出血(2週ほどで改善します)
    ●希に起こる事 感染、血腫やそれに伴う変形、二次的な変形(後戻り、耳介変形、過矯正)、知覚障害、肥厚性瘢痕やケロイド、皮弁の壊死、左右差、薬疹、アナフィラキシー、その他予測外の合併症
    担当医師及び担当者からのコメント
    先天性に右耳の頭側が折れ曲がり軟骨の脆弱性を認め、また耳介頭側が埋まっているため眼鏡やマスクがかけられないとのことで来院されました。軟骨フレーム自体の大きさは左と比べて遜色なく、軟骨フレームの形成および補強、埋没耳修正+耳介側頭溝の作成を同時に行うプランを立てました。 耳介裏面を切開し、軟骨膜状を剥離し対耳輪部分の軟骨フレームを後方に倒すための縫合を行いました。その後耳介側頭溝作成のため耳介を挙上し、耳介の裏面を耳介後方の皮膚を使って覆いました。術後に、一部の皮膚が血流不全に陥り部分的な皮膚欠損を認めましたが、軟膏にて保存的に加療することで上皮化を果たしました。皮膚欠損部分の赤みは残っていますが耳介形態は良好で左右差も殆ど気にならないレベルとなり、眼鏡やマスクなども問題なく掛けることが出来るようになり、形態だけでなく機能的な耳介形成が果たせたと思います。
  • 【耳介形成術】耳介血腫による耳介変形(カリフラワー変形・柔道耳) 30代男性【症例No.29Y0000778】

    【耳介形成術】耳介血腫による耳介変形(カリフラワー変形・柔道耳) 30代男性【症例No.29Y0000778】
    術前評価
    右耳介の変形が強い方
    通常必要とされる治療内容
    耳介形成術
    治療方法
    1度の手術では修正困難と判断し2度の手術をプランしました。 1度目:耳輪部分辺縁を切開し対耳輪を超えて皮弁を挙上し、瘢痕化した線維組織および耳介軟骨を形成します。皮下に血腫が貯まらないようにボルスター固定を行います。 2度目:対耳輪辺縁部分より切開し瘢痕化した線維組織および耳介軟骨を形成します。皮下に血腫が貯まらないようにボルスター固定を行います。同時に耳介後面を切開し立ち耳変形を起こす原因の瘢痕組織を切除し、側頭部に耳介軟骨を縫縮することで立ち耳変形を修正します。
    料金
    片側 約55,000円(3割負担)×2回
    治療のリスク
    ●初期に起こる事  軽度の疼痛(2-3日)、腫脹(1週間ほどで改善します)、内出血(2週ほどで改善します) ●希に起こる事 感染、血腫やそれに伴う変形、二次的な変形(後戻り、耳介変形、過矯正)、知覚障害、肥厚性瘢痕やケロイド、皮弁の壊死、左右差、薬疹、アナフィラキシー、その他、血腫による変形の再発、予測外の合併症など
    担当医師及び担当者からのコメント
    スポーツなどをしていないにもかかわらず、強い耳介変形が生じ悩まれたすえ、相談に来られました。
    ベースにアトピー性皮膚炎がある事から掻爬に伴い、耳介血腫もしくは漿液腫が繰り返し生じ起こってきた変形と思われます。
    来院時は完全に器質化(瘢痕化して硬い状態)しており、手術的な治療以外の選択肢が無い状態でした。
    酷い変形のため一度の手術では根治困難と考え、2度の手術をお受け頂きました(上記参照)。
    術後通院が一旦終了しておりましたが、この度5年ぶりに来院され経過を見せて頂きました。
    長期の経過にもかかわらず非常に良い形態を維持しており大変満足して頂いていると思います。
  • 【耳介形成術】埋没耳 50代男性【症例No.29Y0000779】

    【耳介形成術】埋没耳 50代男性【症例No.29Y0000779】
    術前評価
    耳介の頭側の一部が埋没している
    通常必要とされる治療内容
    耳介形成術
    治療方法
    埋没耳の頭側に三角形の皮弁をデザインし耳介の裏面を覆う組織としました。欠損部分は単純縫縮として閉創することで、挙上した際に生じる欠損を被覆し、耳介側頭溝を形成します。
    料金
    片側 約55,000円(3割負担)
    治療のリスク
    ●初期に起こる事  軽度の疼痛(2-3日)、腫脹(1週間ほどで改善します)、内出血(2週ほどで改善します) ●希に起こる事 感染、血腫やそれに伴う変形、二次的な変形(後戻り、耳介変形、過矯正)、知覚障害、肥厚性瘢痕やケロイド、皮弁の壊死、左右差、薬疹、アナフィラキシー、その他、耳介裏面に頭髪が生える、予測外の合併症など
    担当医師及び担当者からのコメント
    先天性に両側の耳介頭側が皮下埋没しているため、マスクや眼鏡がかけられないとのことで来院されました。
    埋没している耳介の頭側に三角形の皮弁をデザインし耳介の裏面を覆う組織としました。
    深い耳介側頭溝を作るため、皮弁挙上部分の深側頭筋膜に耳介軟骨を吊り上げ固定を行います。
    欠損部分は単純縫縮として閉創し立体的な耳介を形成しています。
    術後3ヶ月ではまだ若干の赤みが残っていますが埋没した耳介頭側に立体的に立ち上がり、
    眼鏡やマスクが問題なく使用できるようになり喜んで頂けたと思います。

院長から患者さまへの
6つのお約束

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当院でぜひ、“なりたい自分”を叶えてください。全力でサポートいたします。

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質の高い医療
2
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3
最新技術による治療
4
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5
丁寧な診察
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